本山設備安心 CLUB
お客様が知りたいこと、使える知識を
ブログや動画でご紹介

BLOG

これで安心!不動産の水漏れリスクヘッジ!

不動産の水漏れリスクヘッジ

水漏れには、大きく2種類の原因があります。

一言に漏水と言っても大きく分けて

 ※建築系の漏水(外壁・屋上等の防水・シーリングやクラック等の建物構造体が原因の物)
 ※設備系の漏水(給水・排水設備・空調設備等が原因の物)

上記以外でも漏水原因は様々ですが大きく分別するとこの様な分類となります。マンションなどの長期的水漏れのご相談を頂く際には、屋上とベランダの防水塗装は完了している場合が多いので、ここでは、設備系の漏水について、お話します。

まずはお試しを!
マンションの天井から水漏れしてきたら、まずは…

可能であれば、上階を訪問してください。そこで、在宅でしたら、室内に異常がないか一緒に確認します。・キッチン・トイレ・洗面所・洗濯機置き場・浴室・給湯器・そのほか雨漏りなど。そして異常がない場合、上階の水道メーターを確認しメーターのパイロットが回っていないか確認します。そこも異常がない場合であっても、必ず管理会社へ連絡して下さい。その際、できるだけ水の使用を控える。写真を撮影しておくなどの対応が必要となります。

配管劣化の調査【耐圧試験調査】

配管劣化の調査【耐圧試験調査】

水道メータから専用のアダプターを装着し部屋内の給水・給湯配管内に対してポンプを使用し水を配管内に送水し一定の圧力をかけます。
部屋内の配管に穴などがあった場合はそこから水が漏れます。
耐圧試験調査では、テストポンプに付いている圧力計の値がどんどん下がって行き最終的のは0になります。逆に配管内に穴などが無い場合は圧力が抜ける場所が無いので、テストポンプの圧力計は最初に掛けた圧力値を保持されます。耐圧試験調査では漏水している反応が確認出来た場合、部屋内の水道を開口し、パイプ継ぎ手のピンホールなどを調査していきます。漏水を起こしている場合、その部分の周辺配管を交換していきます。

排水管内視鏡調査

排水管内視鏡調査

従来の配管調査は、床や壁に穴を開けて調査することが一般的でしたが、最近はファイバースコープやビデオスコープの性能が向上し、人間の胃カメラなどと同じように、カメラをいれて調査ができます。
排水管が劣化していると、配管内洗浄をしていると漏れ出すことが多くあります。その場合、多くは経年劣化によるものですので、内視鏡検査にて必要な配管を取り替える必要があります。

抜管調査

抜管調査

配管の一部を切り取り調査する方法です。サンプリング調査ともいいます。既存配管の一部を抜き取ることにより、腐食や詰まりなど実際の管内表面の状態を肉眼で確認できます。目視できることは、お客様側にも具体的に伝えやすく、例えば内側の汚れ、つまり、サビ状態、サビこぶの発生など酸洗いで取り除いた管の腐食状況を確認できます。ですがデメリットとして、給水管は断水となり、排水管ではトイレなどが半日程度使用できなくなります。