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排水口からにおいがする。

排水溝から悪臭が出る仕組み

排水溝から悪臭が出る仕組み【原因①】

カビ・細菌・微生物のにおい分子によるものです。
悪臭の原因物質は、上記のとおり、「カビ」「細菌」「微生物」です。汚れた使用後水が、最初に通過する部分は、各所の「排水口」です。その排水口に汚れが少しずつ溜まると、成分変化を起こしながら、排水口内部にヘドロ化して固着します。
これが悪臭の原因になります。写真の黒ズミは、カビでこれが大量の菌の住み家となるヘドロとなり、固着します。この菌が発する臭いの分子が原因で、流しの周辺で悪臭が漂います。

排水溝から悪臭が出る仕組み【原因②】

下水臭の室内侵入が挙げられます。家の中で使われ汚れた水は、屋外に排水された後、下水道に放流されます。
下水道は、建物が面した道路の地下に埋まっている大きなパイプ、または水路です。家の中の排水パイプと下水道は、「つながっている」のです。
建物には、下水道の空気が室内に侵入しないように、空気(臭気)を遮断する装置があります。この「空気の遮断」に不具合が起きると「下水臭」が室内に侵入します。これが、悪臭トラブルの原因その2です。
防臭処理の方法には、屋外で空気を遮断する方法と、室内の各排水設備で下水管の空気を遮断する方法があります。

まずはお試しを!
コップ一杯の水で排水溝の悪臭が解消するかも?

排水口には「トラップ」という仕組みが組み込まれています。これは、排水口に人為的に「水たまり」を作り、水を絶縁体として、室内の空気と排水管内の空地を遮断する装置です。洗面台の場合なら、洗面器の下のパイプがS字型に湾曲していて、その低い部分に水たまりができるようになっています。キッチンの排水口であれば、ゴミかごの下にお椀が逆さにかぶさっていて、お椀を外すと、穴の回りに、お堀のような水たまりがあると思います。この水たまりが「封水」で、空気を遮断する重要な働きをしているのです。ところがこの水たまり。消えてなくなってしまう場合があるのです。
消えてなくなる原因にはいくつかのパターンがありますが、その中で最も多いのが「干上がり」です。つまり蒸発してなくなってしまうわけです。トイレ室に手洗いが別に設置してあって、普段あまり使っていない場合や、洗面室に洗濯機がおいてあり、除湿器を使用して洗濯物を乾燥させている場合など、知らず知らずのうちに排水口に溜まった封水が干上がってしまうケースがあります。
そうすると、どこからともなく悪臭が漂って….でもちゃんと排水口の掃除はしているし….何が原因なのか? この臭いはどこからくるのか? さっぱりわからない….. そんな時はトイレを除く、室内4か所全ての排水口に水を流してみて下さい
洗濯機の下に洗濯防水パンがあって直に排水口に水を流せない場合は、コップかペットボトルで洗濯パンのヘリから流し込めば大丈夫です。4か所全てに水を流したら窓を開けて換気しましょう!
この「干上がり」による「封水破壊」は、特に長期の出張や旅行の後などに起きやすいです。「なんだか部屋が臭い….」と感じたら、まずこの方法を試してみて下さい。

排水口トラップに水を入れても臭う場合は…

排水口を分解して、カビや雑菌の除去をして下さい

排水口を分解して、カビや雑菌の除去をして下さい。

排水口の周辺で悪臭が漂う場合は、まず最初に排水口を分解して徹底的に掃除するところから始めます。
家庭の排水口は、
①洗濯機の排水口
②お風呂の排水口
③台所の排水口
④屋外の排水口
上記の4ヶ所は、業者を呼ばなくてもご自分でできることが多ので、ぜひ掃除をしてみてください。

掃除が難しい、トイレと洗面台

掃除が難しい、トイレと洗面台

洗面台は、分解するためには、下の字パイプを取り外す必要があります。また、トイレに関しては、分解するためには便器を取り外す必要があります。

パイプ内部の雑菌を洗浄することが大切

パイプ内部の雑菌を洗浄することが大切です。

市販されている「パイプ洗浄剤」を規定量投入することは、雑菌洗浄には非常に効果的でお勧めです。一定期間は臭いが取れて快適になります。ですが、パイプの奥までは完全除去ができません。

気になる場合にはご連絡ください。

高圧洗浄機を使用してパイプの内部を掃除する方法は、長期的な臭いやつまり対策に効果的です。特に、蓄積していく「油カス」の汚れは、高圧洗浄機で一気に洗浄することをお勧めします。排水パイプの中深くにノズルを挿入しながら洗浄しますので、雑菌を根こそぎ下水道に送り、除去します。

排水パイプ内 高圧洗浄

排水パイプ内 高圧洗浄